食道がん(食道癌)発覚の経緯

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食道がん発覚の経緯について。

体調的にどこかがおかしいというのは特別なかった。ではどうして食道がんが発覚したのかというと、それは内視鏡検査でした。
きっかけは、この時にバレーボール男子日本代表セッターの藤井直伸選手がステージ4の胃がんを発症というニュースを見て「こんな若い人が胃がんになるなんて。。もはやがんは誰にでも起こりうる病気だし怖いな」と思ったのがきっかけ。胃がんについて色々調べてみると(自分なりに)胃がんは胃の中にピロリ菌がいなければ胃がんになることはないと分かった。

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そこで近所のクリニックへ胃のピロリ菌検査をしに内視鏡検査へ。結果胃の中にピロリ菌はいなかったのだけど医者から「胃腸は全く問題はないんだけど、〇〇さん、これ食道が。。おそらく食道がんの可能性があります。」え?一瞬耳を疑った。写真を見てみると確かに食道の中が荒れていて突起物がいくつか見える。「これはちゃんと調べてもらった方が良いね。」と言われる。

実はその時並行して実は鎖骨やら喉あたりが少し腫れていて、別の耳鼻咽喉科の病院に検査にも行っていた。もともと扁桃腺が腫れやすいから大きく腫れてしまったのだろう。検査結果は「鎖骨あたりが少し腫れているね。多分良性の腫瘍か何かだと思うけど念のため大きな病院でエコーを取ってもらった方が良いね。」ということで二つの結果を持って総合病院への紹介状を書いてもらい検査。

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エコー検査、検体検査、血液検査。CT検査、PET検査で連日総合病院に検査で通う。この時も体調は特に異変はなし。血液検査もとてもがん患者とは思えないほどの健康的な数値。しかし腫瘍マーカーが基準値を若干上回っている。

検査の結果食道の原発がんの他に左右のリンパ節、食道横の胸あたりのリンパ節に二つ、おなか付近のリンパ節に一つにそれぞれ転移が見つかる。のちにきちんと調べたらステージ3なのだけどこの時の診断をしては食道がんステージ4と診断される。がんの種類としては扁平上皮癌である。

この時はまだがんやがん治療の知識なども全くないので「がん=死ぬ」という認識しかなかった。なので途中医者の説明を受けてはいるが頭が真っ白になり話が全く入ってこず、以後の説明は覚えていない。

 

「この歳で自分が食道がん」「もう自分に来年はないのか。」「もう自分が大好きな人たちとも会えずに死んでいくんだ。」そんなことを考えながら病院を後にすると涙が流れてしまい、良い歳して声を上げながら泣いた。絶望の淵に立たされた自分。

その後はこの総合病院では食道がんを治療した事例がないとのこともあり、より詳細の検査と治療のためにがん専門の病院へと紹介状を書いてもらい転院することとなる。