食道がん化学放射線療法後の効果測定など

食道がん化学放射線療法後の効果測定など – 食道がん闘病体験ブログ.com食道癌 放射線治療

化学放射線治療が無事終わりその後は約1ヶ月の経過観察に入り、治療効果判定の外来へと進む。気持ちとしては「これで治療もひと段落になるのかな?」「まだまだ治療も続くのかな?」色々な感情が頭の中を駆け巡り、外来の前日はあまり眠れなかった気がする。

食道がん前半戦の抗がん剤治療の効果が非常に良かったので自信も多少なりともあった。これも一番最初の内視鏡専門病院の医者から「食道がんには抗がん剤と放射線治療が良く効くし、抗がん剤治療が効けば放射線治療も効きやすい。」という言葉が耳に残っていた。

外来に到着し、告知を受けてからの食道の症状のおさらいを兼ねて医者と結果を見ていった。結果としては食道のがんは綺麗に消滅し食道の状態も非常に綺麗な状態となった。リンパ節についてはお腹と胸奥部分のリンパ節転移は消え、鎖骨部分のリンパ節転移が約1センチ程度までに縮小。こちらは今後経過観察をしていく中で消滅していくかもしれないので様子を見ていきましょうとのこと。

「食道の原発がんの左右の鎖骨リンパ節、食道横の胸あたりのリンパ節に二つ、おなか付近のリンパ節に一つにそれぞれ転移。がんの転移も広いけど、ぎりぎり手術で取り切れる範囲。よってここで「食道がんステージ3B」が確定。これはもうほぼステージ4である。進行がんである。」

食道癌 放射線治療

ここからよく盛り返せたと思う。ここまでは治療も非常に順調で結果としても最大限の良い結果になったと思う。あとは鎖骨のリンパ節の転移が上手く消えてくれれば、しばらくは数か月単位での経過観察となる。

しかし、ここから治療が続くことになる。

この頃になると放射線治療における食道に走る激痛も癒え飲食共に普通に摂取をしながら生活を送っている。放射線治療中に食べられずに落ちた体重は戻そうと思えば戻せたけど自分がこれまでとてもハードな治療を受けてきた証でもあるし、身体も非常に軽かった(笑)なので落ちた筋肉と筋トレとジョギングをしながら戻していく。

軽くなった自分の身体からコンディションを上げていく。これまでの度重なる抗がん剤治療と放射線治療で自分の身体はボロボロになっていたことも分かっていたし、何より自分の自然の免疫力も相当落ちていることも分かっていたので、ここからは身体をトレーニングでしっかり戻し免疫力の回復を努めつつ、もし今後何かしらの治療が続いた際に身体がしっかりと耐えられるための準備をしていく。

「食事と運動」これはがん治療において、再発防止を兼ねてとても重要だと感じた。がん治療はとにかくハードで自分の身体ががん細胞を壊滅していくのと同時に自分の身体も激しく消耗する。大きなリスクを取るからこそ大きなリターンが得られるんだと思う。

よく「がん治療中や治療後やゆっくり身体を休めてください」なんてことを耳にする。確かに休息もとても大事だと思う。しかし身体の状態は上記のように非常に弱った状態。人間の身体はある程度回復はするが治療前の自分の身体の状態や免疫力を戻すには、やはり免疫力の高い食事の摂取と運動による筋肉の回復。これをを行わないと再発の可能性も高くなるし、もし次に治療を受けることになった際に身体が耐えられなくなる。

こちらについても後日書いていきたいと思います。