食道がん化学放射線治療(30クール)開始

食道がん化学放射線治療(30クール)開始 – 食道がん闘病体験ブログ.com食道がん 放射線治療

食道がん治療後半戦の放射線治療が始まる。正確に言うと「化学放射線治療」で抗がん剤治療+放射線治療ということになる。

前半戦の抗がん剤治療で癌細胞はほぼ消えていたので、ここからは根治的化学放射線治療という治療になり投与する抗がん薬は5-FUとシスプラチン(1クール4日間で5~6日間の入院)で投与のインターバルは28日間で計2クール。また、放射線治療は1回2Gy(グレイ)で30日間、総線量60Gyの治療となる。土日は病院が休みで放射線治療は出来ないので、だいたい約1ヶ月半の治療となった。ここで言う抗がん剤治療は2剤で放射線治療の効果をより高めるために必要な治療。

一番はじめに3剤(5-FUとシスプラチン、ドセタキセル)を3クール経験していて一番きついドセタキセルが無いので自分の場合はそれほどきつくなく特に問題な無い感じではあった。ただ、これらで抗がん剤治療は短期間で4.5セット目。蓄積もあってか身体のだるさはなかなか取れなかった。重いという感じかな?この頃には脱毛も既に止まっていた。かと言ってこの時期はまだ生えては来ないのだけど。

食道がん 放射線治療

約2週間の抗がん剤治療+放射線治療と通院で約20日間の通院による放射線治療を行った。放射線治療は最初に身体を固定するための型を制作し治療中はその型にはまった状態で寝て治療を受ける。また、放射線を当てる身体の箇所をマーカーで印を付けて行う。放射線治療自体は毎日準備も含めて、だいたい15分くらいで放射線の機械に寝ていれば終わるので、特段苦痛もなく過ごすことが出来た。

自分の場合は食道と鎖骨のリンパ節とお腹のリンパ節に放射線を当てての治療となったので、ロングTと言われる手法での放射線治療。自分の場合はお腹のリンパ節まで当てるため超ロングTと言われてました。

放射線治療にももちろん副作用が伴い主な副作用としては「照射された部位の食道の炎症による痛みやつかえ感」や「皮膚の乾燥や日焼けに似た症状、白血球減少など」などがある。自分の場合は皮膚については特に変化はなかったが、放射線治療10回目あたりから食道部分に激しい痛みを伴うようになり、ここから約1ヶ月くらいは水を飲むことすら激痛で食べ物もほぼ食べられずで体重が5.6キロ落ちた。

ただ何も食べないと身体が弱ってしまうので、自分の場合はカルピスウォーターとコンビニのちぎりパンは何故かあまり食道が痛まず飲食が出来たので期間中は基本この食事のパターン。あとは出来る限り栄養のあるものを食べるチャレンジをしつつ激痛を伴い止めるみたいな感じで過ごした。この間も筋トレなど運動は欠かさず行い、とにかく身体のコンディションは落とさず治療でより良い結果を出すための努力はしました。

放射線治療中も各種対策は行っていて
・腸内環境を整える(後日書きます)
・低分子フコイダンを摂取
・プロテインや野菜ジュースなどタンパク質や食物繊維を多く摂取

糖質カットも出来る限りやりたかったが、如何せん食道にものを入れると激痛が走り飲食がまともにできなかったので夏だったということもありアイスクリームなどを食べて凌いだ。

放射線治療期間中は入院の日以外は通院での治療となる。自分の場合は片道電車で1時間かけて通院だったので後半は夏の暑さもあり病院に近いホテルを借りて通院していた。病院によっては提携しているホテルがありそこを利用すると費用も少し安く大変便利なので各病院のホームページで調べてみましょう。

というような感じで化学放射線治療が無事終わりその後は約1ヶ月の経過観察に入り、治療効果判定の外来へと進む。