食道がん3剤抗がん剤1クール目と準備や対策

食道がん3剤抗がん剤1クール目と準備や対策 – 食道がん闘病体験ブログ.com抗がん剤 副作用対策

いよいよ食道がんにおける抗がん剤治療の1クール目が始まる。前回の記事にも書いたけど、今回は2022年2月に標準治療となったばかりの通常2剤の抗がん剤ではなく3剤の抗がん剤治療(5FU、シスプラチン、ドセタキセル)

色々情報集めたり聞いたりする時間もあった。その中でもドセタキセルは抗がん剤の中でも強力で髪の毛はほぼ抜けるとのこと。正直覚悟を決めるには時間がかかった。よく「髪の毛抜けたってまた生えてくるんだから大丈夫」なんて他人事のように言う人が多いけれど、いざ自分がその当事者になってみたら正直びびるし落ち込む。鏡越しの自分、他人から見たいつもの自分の見た目が変わるのだ。時間が経った今、経験した今だからこそ「髪の毛抜けたってまた生えてくるんだから大丈夫」とは思う。この辺の癌患者さんへの声かけってとても大事だと思う。

でもそれだけ強力な抗がん剤ということはそれだけ効果が出るということ。そして自分自身の食道がんがどれだけ重い症状なのかと目の当たりにすることとなった。

抗がん剤と言えば=副作用がきつい。というイメージだと思う。後日書きたいと思うけど抗がん剤2剤より3剤の方が効果がある分、副作用は比例してきつい。ただ、抗がん剤は種類にもよるけど副作用が軽いものもあれば髪の毛が抜けない抗がん剤もある。ようは副作用というリスクが強ければ強いけど、その分リターンとなる効果は大きいということになる。

なので抗がん剤治療の入院の前には出てくる副作用について万全の準備をした。副作用さえ耐えられれば越えられる。そしてどうせきついのなら一番効果が出るための対策をしよう。

まず抗がん剤入院治療において環境って大切。個室以外だと一般的には2人部屋や4人部屋での治療となる。自分は必ず窓側を指定した、廊下側のベッドだと窓のない個室にいる感じで大げさに言ってしまえば独房に入れられて入院期間を過ごすような感じになるので。自分は後日廊下側のベッドを経験することになったが確かにその通りだった(笑)治療生活において外の景色を楽しみながら過ごすというのは大きなポイントとなります。

次に抗がん剤治療は簡単に言ってしまえば「きつい」入院前にはジョギングや筋トレなどを普段から行っていたこともあり、それらを引き続き行いコンディション調整に努めた。これも後日書くけど抗がん剤治療の効果や副作用においては「運動や筋肉」というのはとても大きなポイントとなるし、これはネット上でも様々なエビデンスなども紹介されています。

入院中もとにかく歩く、筋トレをする。そしてプロテインやたんぱく質を摂取するなどして筋肉量の維持に努める。抗がん剤治療入院中はどうしても運動量も下がるし何もしなければ大きく筋肉も落ちると思います。よってこの対策はとても大事。

 

あとは入院前から免疫力をアップさせることと抗がん剤の副作用を軽減させる目的で腸内フローラを整える、いわゆる腸内環境について色々と調べて対策をしました。腸内環境を整えることで免疫力が上がり抗がん剤治療の副作用を軽減することが出来る。こちらもエビデンスがしっかりとある。こちらも後日書きます。入院前の1ヶ月前あたりからあるものを摂取したり、普段から継続している青汁を飲んで食物繊維を取ったりなど。

あとは抗がん剤の効果をより高めたいと思いフコイダンを摂取してました。抗凝血作用、細胞接着阻害作用、抗炎症作用、ウイルス感染からの細胞保護、抗腫瘍作用を持ち合わせる。フコイダンの構造と生物活性の関係は大部分が謎とされている。フコイダンは低分子の方がより効果があるとみられている。

抗がん剤 副作用対策

そんなこんなで食道がんにおける抗がん剤治療の1クール目を過ごした結果、それほど重い副作用もなく過ごすことが出来た。病院で抗がん剤の副作用の吐き気や不眠、便秘などはあらかじめ薬をいただいていて対策はバッチリ。この時点で当然まだ髪の毛は抜けてない(笑)抗がん剤治療後の10日から2週間後あたりから少しずつ脱毛すると言われているので。そんな感じです。

入院中に心掛けたことは上記の筋肉や腸内環境を整える部分もあるけど、癌細胞が好きな糖質などは出来る限り控えた。医者は「何でも好きなものを食べて良いから。」と言う。だけど自分の場合はこの抗がん剤治療の効果を最大限発揮したかったので入院中は迷わず糖質は出来る限り控えて(ゼロにするときつい)その分プロテインや野菜ジュースなどタンパク質や食物繊維を多く摂取して過ごしました。あとは体内に入ってくる抗がん剤を早く体内から出せるように、とにかく水分をたくさん摂ることも大きなポイントです。

 

このやり方で抗がん剤治療入院の1クール目はそれほど身体も辛くなく過ごすことが出来た。ちょっと身体がむくんでいてだるいかなというぐらい。退院したその日は散歩をして外の空気を満喫しカレーライスを食べた(笑)病院食は薄味で正直美味しくないので、退院したらカレーライスを食べようというのをモチベーションにしてた。

またコロナ禍で面会や外出も禁止で入院中は外に出られないし外気に触れることも出来ないので入院中に外をたくさん見るのと退院後にとにかくたくさん散歩をしようというモチベーションとたくさん持ってました。これも抗がん剤治療入院を乗り切る秘訣の一つですね。