食道がん3剤抗がん剤2クール目&3クール目と脱毛

食道がん3剤抗がん剤2クール目&3クール目と脱毛 – 食道がん闘病体験ブログ.com抗がん剤 副作用対策

前回の抗がん剤治療1クール目から3週間の休薬期間を置いて、2クール目に臨む。1クール目が終えた時に地元から弟と母親が来てくれた。看病という名の旅行だ(笑)電話やLINEで伝え聞いただけでは、やはり心配だったのだろう。食道癌で死ぬんだろうと感じたのだろう(笑)

そもそも、癌=死ぬという方程式は一昔前の発想である。今は薬や治療も進化を遂げ、根治に向けた情報もたくさん集めることが出来る。そして実体験の情報も昔に比べて収集することも可能だ。

癌=死ぬという方程式は、これは完全なるメディアの刷り込みだと思う。テレビドラマで癌になってしまって死ぬという過剰演出。これがいつしか視聴者に刷り込まれ、こういう認識が広まった。メディアの責任って大きいなとつくづく感じる。今の時代、癌は治る病気であり治す病気であるということ。

弟と母親が数日会いに来てくれて、その際に一緒に色々な場所を散歩したり色々なものを食べたり。もちろんこの時点でも自分に体調の異変は特にない。まだちょっと抗がん剤が残っていて身体が重いかなと感じるぐらいだ。自分は食道が塞がって発覚したわけではないので、もちろんごはんもたくさん食べられる。

抗がん剤 副作用対策

そして、抗がん剤1クール目が終わってちょうど一週間。初めて抗がん剤を投与して2週間あたりから、少しずつ髪が抜けだした。朝出かける際に髪をセットしてかっこつけていたら手の平にいつもとは変わって大量の髪の毛が。。「ん?」と思ってみて頭にシャワーをかけたらドサッと落ちた。「ついに来てしまった。自分だけは髪は抜けないと思ってたのに。」抜け落ちた髪の毛を見つめながらそんなことを考えてしまった。

それから数日はある一定量の髪の毛が抜ける。髪を洗っていたり、枕についているなど様々な場面で脱毛を目の当たりにした。そのたびに自分の心により現実が突き刺さり、鏡を見るとこれまで見慣れた自分の姿が別人になっていく姿を見て絶望感に陥る。これが抗がん剤治療における脱毛か。。
それでも、前回の記事に書いたように抗がん剤の副作用対策をしっかりしておいたこともあり、他の抗がん剤治療中の方よりかは脱毛の量も少なくある程度で止まった。

ただ、脱毛が始まるととにかく髪の毛が抜け落ちる。そして、それを片付けるのがだんだん億劫になるしストレスになってくる。なので、脱毛がある程度始まった時点で自分は坊主にしました。しばらく脱毛すると、ある程度の日数で脱毛は止まる。そこからはしばらくの間、毛は成長しないので(笑)自分の場合は髭はほぼ抜けて手足の毛もある程度抜けた。

そして、人間というのは慣れる生き物。朝髪の毛をセットしたり髭を沿ったりという作業がなくなり出かける準備も早くなり、非常に楽で快適になる(笑)「あー、もうこのままでも良いかな。」などと思ってました(笑)人間ってしっかり順応出来る生き物です。

抗がん剤 副作用対策

さて、抗がん剤治療2クール目。ここで1回目蓄積もあるのか入院中は日に日に身体が鉛を背負ってるような重さとなり、体力や筋力に自信がある自分が終始ベッドの上で横たわって過ごすという感じでした。そのほかの副作用と言えば、吐き気と便秘と手足のしびれ。

吐き気や便秘は入院時に薬をもらえるので何とかなる。ただ、自分の場合は手足が痺れて夜に上手く寝ることが出来ず苦労した。食欲も多少落ちたけど、病院食に加え、プロテインや野菜ジュースなどタンパク質や食物繊維、あとは後日紹介しますが乳酸菌系のサプリメントやフコイダンを摂取。抗がん剤の副作用対策+より効果が出るためのものを摂取し続け、入院中はとにかく水をたくさん飲んでいかに抗がん剤を早く身体から出すかという対策も非常に大事である。

それを2クール目と3クール目に繰り返す。3クール目の方が抗がん剤の蓄積量も多く、身体のだるさなど副作用は大きかった。3クール目は体力と共に気力も奪われていく感じもあり、とにかく気合いという感じで何とか過ごすことが出来た。

 

「吐き気について」
抗がん剤の種類やきつさによると思うけど、吐き気という副作用はおそらくほとんどの方が体感すると思われます。ただし、だいたいどの病院も事前に吐き気止めはもらえるので、そこは必ず申請しましょう。それでも個室以外では同じような患者さんが入院している。例えば4人部屋でごはんの時間に「さ、ごはんを食べよう」と思った時に他の3人が一斉に「おえー」と声を発した。
流石に自分も吐き気を感じてしまい大変でした(笑)よって吐き気対策としては

・吐き気止めの薬
・出来る限りイヤホンや耳栓を付けて入院生活を送る
・周りの吐き気声には反応しない
・吐き気そのものを自分で意識しないで過ごす

これである程度吐き気を感じず抗がん剤治療入院生活は送ることが出来ました。

 

「休薬期間中の過ごし方」
抗がん剤治療はきついし体力は奪われる。自分のような抗がん剤治療中の過ごし方であればある程度副作用は軽減出来過ごすことが出来ます。ただ、入院期間中は日常生活に比べて歩いたり動いたりできず体力の低下と同時に免疫力の低下も抗がん剤治療と共に低下する。
よって退院して休薬期間中はあまり身体を休めては良くないです。テーマは「いかに次の抗がん剤治療に耐えるための体力の回復と免疫力維持」です。なので、とにかく散歩やランニングなど軽い運動をして体力維持をして過ごすことが重要です。

免疫力が下がり、好中球や白血球などが下がり過ぎると抗がん剤治療が延期になることもあります。抗がん剤治療を上手く完走するために、抗がん剤治療の効果が上手く出るように、副作用の影響を強く受けないために、とにかく運動や筋肉維持はとても大切です。

抗がん剤治療が終え次の治療へ。抗がん剤治療の後に医者はとにかく食道の全摘手術をごり押ししてきて、自分は放射線治療を希望。このあたりの選択について後日書きたいと思います。